生活習慣病の一つとも言われる糖尿病。肥満や運動不足など、生活習慣の乱れが原因となり、脂質異常症や高血圧と並んで、近年多くみられるようになっています。ほとんど自覚症状がなく始まり、放っておくと重い合併症を引き起こすことある怖い病気です。
糖尿病は予防が肝心と言われていますが、自分の体質や症状に合った漢方薬を服用することによって、体質改善を目指していくことが可能です。そこで今回は、糖尿病におすすめの人気漢方10選をご紹介していきます。
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そもそも糖尿病とは?
インスリン(血糖値を下げるホルモン)の分泌や働きが不十分になり、血液中のブドウ糖濃度が上昇してしまうことによって起こる病気です。遺伝的な要因のほかにも、食生活の乱れやストレスが原因となって、肺・脾・腎に影響を及ぼしていくと言われています。
糖尿病で怖いのが、自覚症状がほとんどないということ。健康診断などで指摘されるまで気づかないという方がほとんどなのではないでしょうか。それで、気付かないうちに症状が進行していってしまうということもあり得ます。
糖尿病が進行すると、腎症や網膜症・神経障害という三大合併症のほかにも、心筋梗塞・狭心症・脳卒中などを引き起こすこともあります。このような病気は失明や手足の壊死につながるだけでなく、最悪の場合では生命の危険に至ることもあるので、怖いですよね。
高血糖と診断された段階で、早めに対策をとり、運動や食生活の改善はもちろんのこと、漢方薬の服用によって体質改善を図ることがとても重要です。
糖尿病の種類
よく耳にする「1型」と「2型」ですが、その違いを簡単にご説明します。
「1型」の場合、本人の生活習慣などは全く関係なく、何らかの原因で膵臓のインスリンを作る細胞が破壊され、インスリンを作れなくなることで発症します。
「2型」の場合は、食生活の乱れやストレスなどによってインスリンを作る機能が低下して発症します。実は日本人の糖尿病患者のうち90%がこちらの「2型」であると言われているので、やはり食生活には注意が必要ですね。
さらに、「妊娠糖尿病」という種類の糖尿病もあるこをご存知でしょうか?こちらは、妊娠中に胎盤を作るホルモンが、インスリンの働きを抑えてしまうことによって発症します。家族や親族に2型糖尿病がいる、肥満がある、過去に尿糖を指摘されたことがあるという方は要注意です。
体質別にみる糖尿病の予防法
糖尿病は生活習慣病と呼ばれていて、健康的な生活習慣を身につければ発症する確率を下げることができます。
とはいえ原因は様々なので、予防方法も体質や症状によって異なります。ここではそれぞれの症状に合った糖尿病の予防方法について説明していきます。
肥満により血がドロドロになっている
中医学(東洋医学)では肥満を「痰濁(たんだく)」と言い、体に余分な水分や脂肪、糖分などの汚れが溜まった状態のことを言います。肥満により血がドロドロになってしまうので、太り気味かな?と思ったら早めに生活習慣を見直すようにしましょう。
また、外見は太って見えなくても、内臓に脂肪がたまってしまう隠れ肥満にも要注意です。「痰濁(たんだく)」の状態は、比較的改善しやすいものなので、気になる症状が出たら早めの対策を心がけましょう。
血の流れが滞る
「於血(おけつ)」と呼ばれますが、冷えや過労によって血の流れが滞ってしまうと、細胞に栄養素を届ける働きが鈍ってしまいます。また、体内の老廃物を回収する働きも低下してしまいます。
そうなると、体内の脂肪や糖分がうまく排出されなくなり、糖尿病や高血圧を引き起こしてしまいます。運動やバランスのとれた食生活をして、血液をサラサラにする習慣を身につけましょう。
虚弱体質や慢性病を持っている
もともと虚弱体質の方や慢性疾患をお持ちの方は、身体の消耗をしやすいので特に注意が必要と言われています。また、加齢などによって体の機能が低下し、糖の代謝が悪くなることも糖尿病の一因となりかねません。
糖尿病と漢方の関係って?
一般的に、高血糖に対する血糖コントロールには西洋薬が用いられます。一方で、漢方薬は糖尿病に伴う様々な症状を軽減するために用いられます。糖尿病と上手に付き合いながら生活の質を高めていくのに、漢方薬は一役買ってくれる優れものです。
ただし、糖尿病の病期によって用いられる漢方薬も異なってきますので注意が必要です。
糖尿病の病期によって服用する漢方が違う
漢方医学的な病期としては、肥満期と羸痩(るいそう)期に分けられています。肥満期とは、太っていて中性脂肪も高く、いらだち・のぼせ・腹部膨満感を伴う状態のことです。
肥満期の糖尿病に用いられる漢方薬としては「大柴胡湯(だいさいことう)」があります。こちらは、固く張ったような太り方で、ストレスなどによってイライラしやすい方や、のぼせやすいという方におススメです。また、過食気味の方にも適しているようです。
さらに「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」も肥満期の糖尿病患者の方によく用いられています。吹き出物やニキビといった皮膚疾患や、蓄膿症などの症状も伴うという場合に効果的です。
羸痩期とは、症状が進んでしまって、やせて倦怠感があったり、皮膚の乾燥や足のしびれなどの症状がみられる状態のことをいいます。免疫力の低下や体力の低下がみられている時には、体を補う働きのある漢方薬が効果的と言えます。
羸痩期の糖尿病に用いられる漢方薬としては、「牛車腎気丸(ごしゃじんぎかん)」や、「八味地黄丸(はちみじおうがん)」などが良いとされています。また、病気がさらに慢性化し、体力の消耗が激しい場合には「人参栄養湯(にんじんえいようとう)」や「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」によって、免疫力のアップを図るようにしましょう。
漢方薬は糖尿病の予防にもおススメ
健康診断などで医師から「このままでは糖尿病になる恐れがあります」と言われたら、もちろん生活習慣の見直しは大前提ですが、その時点で漢方薬の服用を始め、体質改善を目指していくことも可能です。
糖尿病におすすめの漢方薬の選び方
まずは糖尿病におすすめの漢方薬の選び方のポイントをご紹介します。自分の症状や体質に合った成分のものを探していきましょう。
口の中が渇く・ほてり感がある
糖尿病の比較的早い段階で現れる症状に、のどの乾き(やたらと冷たいものが飲みたくなる)や、口内の乾燥、体のほてり感などがあります。そんなときおススメなのが「白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)」です。
中医学でいう「清熱(せいねつ)」つまり熱をさます薬能のある「石膏(せっこう)」と、唾液・胃液・涙・汗など人体中の正常な水液の総称である津液(しんえき)を補う薬能のある「知母(ちも)」と「人参」が配合されています。これらの生薬には血糖を低下させる効能もあるといわれています。
足のしびれがある方には
糖尿病が進行し、痩せて手足のしびれや痛みなどの症状がある時に用いられるのが「牛車腎気丸(ごしゃじんぎかん)」です。この漢方薬の「腎気」には「腎気の不足を補う」という意味があります。
こちらは、疲労倦怠感や性欲の減退、排尿異常や足腰の脱力感や冷えといったつらい症状の改善も期待できます。
他には「八味地黄丸(はちみじおうがん)」もおススメです。こちらも「牛車腎気丸(ごしゃじんぎかん)」とほぼ同じように用いられます。こちらは肥満期の糖尿病期に用いられる「大柴胡湯(だいさいことう)」の用量を少なくして併用することもあります。
また、体を温め体全体の機能低下を改善してくれる働きもあります。「気」や「水」を増やし、めぐらせていく働きのある生薬と、体を温める生薬を組み合わせることで、様々な尿トラブルにも効果的なんですよ。
関節痛・神経痛・腰痛でつらい方には
「疎経活血湯(そけいかっけつとう)」は血行を良くし、体内の水分循環の働きをよくしてくれます。この名前の由来は経絡(けいらく)という気の通り道を疎通し、その中を流れている血液を活性化するという効能から来ているそうです。
直接痛みを和らげる働きのある生薬と、血液の循環を良くして温めることで痛みを改善する生薬で成り立っているので、鎮痛剤にも似たとても心強い働きをしてくれる漢方薬と言えますね。
寒がりで、手足の痛みもあるという方には
「桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)」は比較的体力のない人に用いられます。桂枝湯(けいしとう)をベースに、水滞(すいたい)を改善する朮(じゅつ)と、体を温める作用のある附子(ぶし)を加えた漢方薬です。
体力がないという方には
「十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)」は、病後や術後であったり、慢性疾患からくる疲労感がある場合などに効果的です。また、倦怠感・気力の低下・顔色が優れないといった方にもおススメですよ。
下痢気味でつらいという方には
「柴苓湯(さいれいとう)」は体力が普通程度の方に用いられているもので、水分代謝の異常があったり、免疫系の病気がある方にも効果があります。また、ステロイド剤の副作用を軽減するのにも用いられていることもある漢方です。
頻尿や、神経不安もある
「清心蓮子飲(せいしんれんしいん)」は、体内の水分バランスを整える働きのある「茯苓(ぶくりょう)」と、消炎・利尿作用のある「車前子(しゃぜんじ)」を配合した漢方薬です。
胃腸が弱いという方や、虚弱体質の方も服用できるように「人参」や「黄耆(おうぎ)」も含まれているので、他の漢方薬は胃腸に負担がかかってしまう、という方には安心ですね。
糖尿病におすすめの漢方人気10選ランキング
では、ここから糖尿病の合併症改善や予防に効果のある漢方薬をランキング形式でご紹介していきます。薬局やドラッグストアでどれを選んだらいいか迷ってしまう、という時に参考にしてください。
ただし、体質や症状に合ったものを選ぶことが大前提ですので、ご注意くださいね。
10位:「疎経活血湯(そけいかっけつとう)」クラシエ疎経活血湯エキス錠

2,888円 (税込)
- 詳細情報
- 漢方処方 疎経活血湯
剤形 錠剤
内容量 180錠
用法・容量 成人(15才以上)4錠/回・3回/日
医薬品の種類 第二類薬品
こちらは、冷えている部分を温めたり、湿っている部分の水分を取り除くことで、関節の痛みやしびれを改善してくれる効果があります。中医学でいう「於血(おけつ)」の状態、つまり血行が滞った状態を改善する作用があるようですよ。
「当帰」「芍薬」「川弓」「地黄」からなる四物湯(しもつとう)が中心となって調剤された漢方薬で、皮膚が乾燥気味という方に特におススメです。
9位:「桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)」ツムラ漢方桂枝加朮附湯エキス顆粒

1,770円 (税込)
- 詳細情報
- 漢方処方 桂枝加朮附湯
剤形 顆粒
内容量 24包
用法・容量 成人(15才以上)1包/回・2回/日
医薬品の種類 第二類薬品
こちらは「桂皮」「芍薬」「甘草」「生姜」など7つの生薬を配合して調剤された漢方薬です。関節痛や神経痛など、関節が痛んで曲げ伸ばしがつらいときに効果を発揮してくれます。体の冷えがあり、体力がなく、汗は出るのに尿の出が悪いという体質の方に適しています。
関節痛のために消炎鎮痛剤やステロイド剤を服用したものの、副作用があって継続して服用できないといった場合にも用いられるものなので、痛みの軽減に効果が期待できそうですね。
8位:「柴苓湯(さいれいとう)」ツムラ漢方柴苓湯エキス顆粒A
- 詳細情報
- 漢方処方 柴苓湯
剤形 顆粒
内容量 3.0g×42包、3.0g×189包
用法・容量 成人(15才以上)9.0g/回・2〜3回/日
医薬品の種類 医療用
糖尿病による腎症の早期に用いられることもある柴苓湯(さいれいとう)ですが、一般的には下痢や胃腸炎などに効くとされている漢方薬です。体力は普通程度の方に適しています。
小柴胡湯(しょうさいことう)と五苓散(ごれいさん)を合わせた漢方であり、体の中に滞っている熱を発散して、ストレスによる熱を取りながら、胃腸の調子を整えて水分代謝を上げる働きがあります。
こちらの商品は、市販薬ではなく医療用医薬品となっていますので通販等で購入することはできません。その為、病院などで処方された場合のみ服用することができます。
7位:「清心蓮子飲(せいしんれんしいん)」小林製薬ユリナールb

4,151円 (税込)
- 詳細情報
- 漢方処方 清心蓮子飲
剤形 錠剤
内容量 120錠
用法・容量 成人(15才以上)5錠/回・2回/日
医薬品の種類 第二類薬品
9種類の生薬から成る漢方処方で、頻尿や残尿感といった尿に関連したいろいろな悩みを改善してくれます。「清心」には心身の高ぶりや炎症を冷まして、清涼するという意味が込められているそうです。
体力は中くらいで、胃腸が弱く、口や舌の渇きがあるといった方に用いられます。また、頻尿の原因になりやすい、精神的不安も和らげてくれる効果も期待できますよ。
6位:「十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)」クラシエ十全大補湯エキス錠

2,870円 (税込)
- 詳細情報
- 漢方処方 十全大補湯
剤形 錠剤
内容量 180錠
用法・容量 成人(15才以上)4錠/回・3回/日
医薬品の種類 第二類薬品
読んで字の如く、全てを補うという意味がある名前も付いたこちらの漢方薬は、全般的な体力低下や、疲労倦怠感・食欲不振といった症状に効果を発揮してくれます。
ただし、こちらは甘草が含まれていますので、甘草の大量摂取によって起こる副作用には注意が必要です。手足のしびれや、四肢の脱力、むくみなどが現れた場合には、専門家に相談をするようにしてください。もし他にも漢方薬を服用している場合には特にご注意くださいね。
5位:「牛車腎気丸(ごしゃじんぎがん)」クラシエ漢方牛車腎気丸料エキス錠

3,898円 (税込)
- 詳細情報
- 漢方処方 牛車腎気丸
剤形 錠剤
内容量 360錠
用法・容量 成人(15才以上)4錠/回・3回/日
医薬品の種類 第二類薬品
こちらは糖尿病性神経障害の改善によく用いられている漢方です。糖尿病性神経障害とは、合併症の中で最も早く現れるものと言われています。例えば、四肢神経の感覚が鈍くなって怪我をしても気づかなかったり、立ちくらみ・ED(勃起不全)・発汗異常といった症状が起こる場合には、この糖尿病性神経障害が疑ったほうが良いでしょう。
これらの症状を改善してくれるのがこちらの「牛車腎気丸(ごしゃじんぎがん)」です。こちらは、「八味地黄丸(はちみじおうがん)」に「牛膝(ごしつ)」と「車前子(しゃぜんし)」という生薬を配合したものです。
体力が低下していて疲れやすいという方だけでなく、高齢者にもおススメの漢方薬と言えますよ
4位:「八味地黄丸(はちみじおうがん)」ツムラ漢方八味地黄丸料エキス顆粒A

1,980円 (税込)
- 詳細情報
- 漢方処方 八味地黄丸
剤形 顆粒
内容量 24包
用法・容量 成人(15才以上)1包/回・2回/日
医薬品の種類 第二類薬品
体力があまりなく、疲労や倦怠感が激しかったり、冷えの症状がある場合によく用いられています。また、夜間にトイレに何度も行くという方や、のどが渇きやすいという症状にも効果的です。
こちらは、体の冷えに伴う痛みを取るのに用いられるので、体を温める作用があるんですよ。また、中高年によく見られる足腰の慢性的な痛みやしびれを軽減してくれるので、高齢者にもよく用いられています。
つまり、腎臓の働きを高めてくれ、さらには体を温めてくれるというとても頼もしい漢方薬といえますね。
3位:「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」ツムラ漢方防風通聖散エキス顆粒

3,439円 (税込)
- 詳細情報
- 漢方処方 防風通聖散
剤形 顆粒
内容量 64包
用法・容量 成人(15才以上)1包/回・2回/日
医薬品の種類 第二類薬品
こちらは肥満や糖分の代謝を改善する働きがあると言われてます。脂肪やむくみの改善も助けてくれるのでメタボの方にはとても効果的ですよ。
「ナイシトール」や「コッコアポEX」といったよくドラッグストアで見かけるものも、こちらの「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」を飲みやすくした医薬品です。
ただ「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」には、糖尿病用薬のように血糖値を下げるという直接の効果はなありませんが、血糖値を上げるきっかけとなる肥満には効果が認められています。
血糖値が上がらないようにしたい、またはこれ以上血糖値を上げたくないとお考えの方、肥満を予防したいという方にはおススメと言えます。
2位:「清心蓮子飲(せいしんれんしいん)」
- 詳細情報
- 漢方処方 清心蓮子飲
剤形 顆粒
内容量 2.5g×42包、2.5g×189包
用法・容量 成人(15才以上)7.5g/回・2〜3回/日
医薬品の種類 医療用
こちらは泌尿器に効果のある漢方薬で、糖尿病による残尿・頻尿を緩和してくれます。また、ストレスやイライラなどの精神的なトラブルにも効果的ですよ。さらに、万能薬である人参が配合されているので、血糖値を下げる効果も期待できるとは嬉しいですね。
ただ、こちらの商品は、市販薬ではなく医療用医薬品となるので通販等で購入することはできません。その為、病院などで処方された場合のみ服用することができます。
1位:「白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)」松浦漢方白虎加人参湯エキス細粒89

2,540円 (税込)
- 詳細情報
- 漢方処方 白虎加人参湯
剤形 細粒
内容量 30包
用法・容量 成人(15才以上)1包/回・3回/日
医薬品の種類 第二類薬品
こちらに配合されている「知母(ちも)」・「石膏」・「人参」には血糖値を下げる働きがあるといわれています。体に熱がこもって、ほてり感や口の渇きなどの症状があるときに主に効果的です。
また、虚弱を補う人参が入っているので、高齢者や子どもにも効果があります。補足情報ですが、こちらは熱中症の時に使われる漢方薬としても有名なんですよ。
糖尿病初期の段階であれば、こちらの漢方薬を服用することで肥満の解消や、体質改善または血糖のコントロールも期待できると考えられています。早い段階で漢方薬を服用したことで治癒した、というケースもあるようですので、特におススメです。
糖尿病におすすめの漢方の比較一覧表
商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
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商品名 | 松浦漢方白虎加人参湯エキス細粒 | 清心蓮子飲 | ツムラ漢方防風通聖散エキス顆粒 | ツムラ漢方八味地黄丸料エキス顆粒A | クラシエ漢方牛車腎気丸料エキス錠 | クラシエ十全大補湯エキス錠 | 小林製薬ユリナールb | ツムラ漢方柴苓湯エキス顆粒A | ツムラ漢方桂枝加朮附湯エキス顆粒 | クラシエ疎経活血湯エキス錠 |
価格 | 2,540円(税込) | 円(税抜) | 3,439円(税込) | 1,980円(税込) | 3,898円(税込) | 2,870円(税込) | 4,151円(税込) | 円(税抜) | 1,770円(税込) | 2,888円(税込) |
詳細 | 漢方処方 白虎加人参湯 剤形 細粒 内容量 30包 用法・容量 成人(15才以上)1包/回・3回/日 医薬品の種類 第二類薬品 | 漢方処方 清心蓮子飲 剤形 顆粒 内容量 2.5g×42包、2.5g×189包 用法・容量 成人(15才以上)7.5g/回・2〜3回/日 医薬品の種類 医療用 | 漢方処方 防風通聖散 剤形 顆粒 内容量 64包 用法・容量 成人(15才以上)1包/回・2回/日 医薬品の種類 第二類薬品 | 漢方処方 八味地黄丸 剤形 顆粒 内容量 24包 用法・容量 成人(15才以上)1包/回・2回/日 医薬品の種類 第二類薬品 | 漢方処方 牛車腎気丸 剤形 錠剤 内容量 360錠 用法・容量 成人(15才以上)4錠/回・3回/日 医薬品の種類 第二類薬品 | 漢方処方 十全大補湯 剤形 錠剤 内容量 180錠 用法・容量 成人(15才以上)4錠/回・3回/日 医薬品の種類 第二類薬品 | 漢方処方 清心蓮子飲 剤形 錠剤 内容量 120錠 用法・容量 成人(15才以上)5錠/回・2回/日 医薬品の種類 第二類薬品 | 漢方処方 柴苓湯 剤形 顆粒 内容量 3.0g×42包、3.0g×189包 用法・容量 成人(15才以上)9.0g/回・2〜3回/日 医薬品の種類 医療用 | 漢方処方 桂枝加朮附湯 剤形 顆粒 内容量 24包 用法・容量 成人(15才以上)1包/回・2回/日 医薬品の種類 第二類薬品 | 漢方処方 疎経活血湯 剤形 錠剤 内容量 180錠 用法・容量 成人(15才以上)4錠/回・3回/日 医薬品の種類 第二類薬品 |
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漢方薬を飲むタイミングは?
食事の30分から1時間前、または食間あるいは空腹時に服用するのが一番効果的です。飲みやすい温度の白湯(さゆ)で飲むようにしましょう。食間とは「食事中」という意味ではなく、食事と食事の間のことを指します。また、薬を服用する前後にはお酒は控えるようにしましょう。
もしも食前に飲み忘れてしまったことに気づいたら、食後であってもその時に服用するようにしましょう。基本的に漢方薬は長期間の服用によって効果が現れていくものなので、もし飲み忘れが続いて服用が中断されてしまうと、期待した効果が得られないことになってしまいます。
漢方薬の長所と短所
漢方薬は自然の生薬を配合してつくられているので、副作用が出にくく効き目も穏やかです。長期間服用しても内臓にかかる負担が少なく、幅広い年齢の方に利用できるというのは嬉しい点ですね。
一方で、多くの漢方薬では即効性が期待できないので、激しい痛みなどで辛いという時などには西洋薬ですぐに対処するほうが良いといえます。
また、漢方薬はれっきとした医薬品なので、医師や薬剤師、登録販売師しか販売をすることができません。一方で、サプリメントは体の足りない栄養素を補うものなので、まったく違うと言えます。
漢方を服用する上で注意すること
糖尿病は薬の服用だけでなく、食生活の改善を図るよう努力する必要があります。漢方薬を飲んでいるから、と安心して健康な人と同じように食べたり飲んだりしていたら、症状の改善は期待できません。
また、漢方薬は湿気が少なく日の当たらない場所に保管し、なるべく早く使い切るようにしましょう。個人に合わせて調合された漢方薬は、たとえ同じ糖尿病の人とでも共有できませんのでご注意くださいね。
漢方薬の味が苦手だからといって味を変えてしまうこともなるべく控えましょう。漢方薬特有の苦み成分には胃の働きをよくする働きをするものもあるからです。なるべくお茶やジュース、牛乳などと一緒に飲むのではなく、水か白湯で服用するようにしましょう。
生活習慣で気を付けること
運動をして血糖値を下げる
血液中の糖は筋肉を動かすためのエネルギーとして用いられるので、運動によって血糖値を下げることができます。
有酸素運動によって筋肉への血流が増えると、ブドウ糖がどんどん細胞の中に取り込まれ、血糖値は低下します。また、筋力トレーニングによって筋肉量を増やすことでも、血糖値は下がりやすくなります
食事に気を付ける
食べ過ぎて肥満気味になると、インスリンの働きが悪くなってしまいます。1日に必要なエネルギー量をしっかりと見極め、それを目安にして食べ過ぎを防ぎましょう。また野菜を積極的に食べることによって、食後の急激な血糖値上昇を避けることもできます。
漢方薬が効果的なのはなぜ?
血糖値のコントロールは西洋薬に任せられるとしても、糖尿病につきもののさまざまな合併症においては、優れた効果を発揮する西洋薬というのはとても少ないようです。たとえば、しびれや脱力感・頻尿などの神経症状においては、漢方薬が優れた効果を発揮してくれます。
さらに、副作用のために西洋薬を使えないという方にも、漢方薬の服用はおススメです。数種類の生薬が配合された漢方薬は、体の一部分だけでなく、総合的に体質改善を助けてくれるので、とても効果的なんですね。
漢方薬は副作用の心配がいらない?!
漢方薬の長所として副作用の出にくさをご説明しましたが、全く副作用が無いというわけではありません。人によっては、服用後にむかつきを感じたり、食欲減退などの症状がみられることもあります。しだいに慣れていくこともありますが、こういった症状が出てつらいというときは、医師や薬剤師に相談しましょう。
また、他の漢方薬との飲み合わせによって特定の生薬を過剰に摂取してしまい、副作用を起こすこともあります。たとえば、「甘草(かんぞう)」を過剰に摂取してしまうと、むくみや血圧の上昇といった「偽アルドステロン症」と呼ばれる副作用が現れる場合があります。
その他にも、間質性肺炎や肝障害が起こることもまれに報告されているようです。万が一、咳や息切れ、ひどい倦怠感や皮膚や白目が黄色くなるという症状が起きたら、すぐに服用を中止して医師に連絡してくださいね。
糖尿病の漢方相談の際は症状を必ず伝えましょう。
糖尿病の漢方薬は、症状の変化に応じて使い分けをしていくことが重要です。病院や薬局で相談する際には、必ず自分の今の症状を伝えましょう。例えば、口の渇き・のぼせ・腹部膨満感などがある、または倦怠感や手足のしびれ・排尿困難・皮膚の乾燥やかゆみの有無など、詳細に伝えるようにしましょう。
しっかりと症状を伝え、自分の体質や状態にあった漢方薬を上手に選んでくださいね。
まとめ
いかがでしたか?糖尿病に人気の漢方薬10選をまとめてみました。ひと口に糖尿病といっても、病期や症状など人によって状態は様々です。漢方薬は体の全体に働きかけ、糖尿病による合併症やその他のつらい症状を改善してくれるので、上手に選んで体質の改善を目指していきましょう。
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